イギリス人【どんな性格?特徴?】海外に住んでみて感じるリアル
イギリス人といれば、“ジェントルマン”と思い浮かべる人も多くはないのでしょうか?今回は、私が実際にイギリスに住んでみて感じるイギリス人の特徴などを独断と偏見でお伝えしていきます。アメリカ、カナダにも住んだことがあるので、比較も紹介していきます。
もちろん、私と違う意見もあるかもしれませんが、それも感じ方、文化の違いかもしれません。イギリス人のユニークな魅力に迫ります!
イギリス人の特徴トップ10
- 天気について話すこと
- ものを待つための行列に並ぶこと
- 日曜日にローストディナーを食べること
- 紅茶を飲むこと
- フィッシュ&チップスを好むこと
- 謝りすぎること(Sorryとよく言う)
- PleaseやThank youを言うこと
- 紅茶にビスケットを浸すこと
- パブに行くこと
- ドライユーモアのセンスを持っていること
多様性のあるイギリス
一括りにイギリス人と言ってもダイバーシティなのがイギリスでロンドンなどの大きい都市には、さまざまなバックグラウンドのある人や、国籍の人が住んでいます。
イギリス以外から来たヨーロッパの人たち、インド系、中東系、アフリカ系、アジア系など日本では考えられないほど多くの人種が住んでいるのがイギリスです。
82%の人口が白人、9%が南東アジア系(インド、パキスタン、アラブ)、4%がカリブ海地域やアフリカ系とされています。(自己申告のデータに基づく)*2024年現在。
イーリングには日本人コミュニティがあり、日本人の駐在員をよく見かけます。イーリングに行くと、必ず日本語が周囲から聞こえてきます。また、イギリスにはアジア系スーパーも多くあり、日本の食材も買うことができます。ロンドンには、日本のスーパーも数件あり、非常に便利です。
イギリス人 性格
イギリス人に対する先入観を無くし、実際の経験からイギリス人の性格を探ってみましょう。
イギリス人はフレンドリーではない
正直なところ、イギリス人はアメリカ人やカナダ人ほどフレンドリーではないと筆者は感じます。イギリス人は、あまり微笑んだり笑ったりしない印象があります。
アメリカ(西海岸)やカナダにいる人たちはとてもフレンドリーで、電車などでくしゃみしたら誰かしら“Bless you”と言ってくれます。しかし、イギリスでは公共の場で知らない人から“Bless you”と言われることはなかなか無いかもしれません。
イギリス流ユーモアやジョーク
イギリスといえば、ブラックユーモアと言われ、タブーなトピックや風刺も多く用いられます。実際に私がイギリスに住んでいて感じたのは、真顔でジョークを言ってきたりするので、ジョークなのか分からないことが多々あります。それを、ドライユーモアと呼びます。ドライユーモアとは、とぼけたユーモア、ニコリともせずに言うユーモア、平然と皮肉を込めて言うユーモアのことで、すぐにはジョークの意味が分からないこともあります。
私が思うアメリカ人は、今ジョーク言ってるよというような顔をしてくれるし、自分でも笑ってたりするので、分かりやすいと感じていました。そのジョークが面白いかは別として。
スタンダップコメディーと言って、日本でいう漫才や漫談のようなもので、コメディアンが一人でひたすらしゃべるというものもあります。しかし、私は、ほとんど笑えたことがないです。Huluなどにも多くのスタンダップコメディーがあり、何度か主人と一緒に観たことがあります。しかし、私は、大体寝落ちしてしまいます。
ジョークに関しては、イギリスもアメリカもユーモアがだいぶ日本と違ので、私は基本的に面白いと感じることは少ないです。私は海外に長く住んでも、日本のお笑いやバラエティ番組が大好きで、海外に住んでいる時も、expressvpnやnord VPNを通して、日本の番組を観ています。
親切
初めに、イギリス人はフレンドリーではないと言ったけれど、仲良くなればとても親切で言ったことはきちんとやってくれると思います。アメリカ人は適当な人やことなどが多いですが(個人的見解)、イギリスでは、もう少しきちんとしているし、日本人に近い性格と思うことも多くあります。
渡英する前に日本で出会ったイギリス人の友人は、とても親切でこちらにYMSで来たばかりの時、かなり助けられました。また、口約束だけではなく言ったことは必ずしてくれました。
実際に、日本からイギリスに来た時も、空港まで迎えに来てくれて、私をホームステイまで送り届けてくれました。また、ロンドンでの家探しも内見に一緒に来てくれたりと感謝しきれないです。
彼女は、誰にでもフレンドリーというタイプではないと思いますが、とても思いやりがあっていつも親切にしてくれます。
また、ロンドンの地下鉄の駅には、エスカレーターやエレベーターが無い駅が多くあります。そのため、ベビーカーで電車に乗るときは、自分で持ち上げて階段を登り降りしないといけません。
私自身子供が2人いて、公共の交通機関を利用することもあります。ベビーカーを押しながら階段付近に近づくと、ほとんどの場合で誰かしら手伝うねと声をかけてくれます。
そして、ベビーカーで電車やバスに乗っても嫌な顔をされたこともなく当たり前です。これは、イギリスやアメリカ、カナダでも同じかと思います。
イギリス人 特徴
では、イギリス人によく見られる特徴や習慣を探ってみましょう。
紅茶とビスケットをこよなく愛す
イギリス人には独特な癖や習慣があります。例えば、イギリス人は、紅茶とビスケットが大好きすぎるということです。多くの人が、ビスケットを紅茶に浸して食べています。柔らかくふやけたビスケットの食感が好きなようです。特にリッチティーというビスケットなどは、紅茶に浸し過ぎると、ほとんど溶けてしまうので要注意です。
私も、イギリスに住んでからは、主人の影響でビスケットを紅茶に浸すようになりました。4歳の娘も同じで、ビスケットを飲み物にします。イギリスのドラマなどで、ビスケットを紅茶に浸すシーンがあったりします。
また、職場でも紅茶休憩を取ることもあります。そして、職場に自由に飲める紅茶がおいてあることも多いです。日本人が緑茶をよく飲むように、イギリス人は紅茶をたくさん飲みます。
イギリス人としての誇り
イギリスの若者の間では、イギリス人であることに対する誇りが薄れ、多文化主義が増えています。一方で、年配の人達の中にはイギリス人であることやイギリス文化に対する誇りを持つ人が多くいます。これは、定義するのは少し難しいですが。
そして、個人的にはアメリカに対し、敵対心を持っている印象を受けたことが何度かあります。
アメリカを褒めたりした時には、必ず反撃されるでしょう。私が語学学校に通っていた時、イギリス人の先生にアメリカ英語を使うたびに、細かく注意されていました。
イギリス人はお酒好き
イギリス人は、パブでビールやワインなどを飲んで楽しむことが好きです。しかし、最近は若い人たちがパブでお酒を飲んだり、また飲酒量事態減っているので、多くのパブが閉まっています。
若い世代には、パブよりも、バーなどでカクテルを飲むほうが人気です。日本からイギリスに来たら一度はパブでイギリスらしさを味わってほしいです。
食事
イギリスといえばフィッシュアンドチップスを思い浮かべると思います。イギリス人は大量のポテトフライだけでランチを済ませてしまうほどです。イギリス人は、シンプルな食事を好みます。
個人差はありますが、イギリス人は手軽で簡単に調理できる食事が好きです。例えば、ランチは簡単にサンドウィッチとポテトチップスなどです。
そして、シンプルな味付けの料理や食事を好んでいます。私からすると、味や旨味がないなと感じることもあります。イギリス人は、最小限の調味料(塩、コショウ)を使って料理しています。
スーパーには、温めるだけ、オーブンに入れるだけの料理や冷凍食品で1食分作れるものも多くあります。
とは言っても、多様性のあるイギリスではさまざまな国の料理を食べることができます。カレーやチャイニーズのお持ち帰りなどは、イギリス人の国民食とも言えると思います。また、日本レストランや手軽に買えるお寿司のお店も増えています。
寿司がイギリス人の国民食になる日も遠くないかもしれません。カツカレーはビックヒットで、カレー味のものならなんでもカツカレーです。
レストランでのチップ事情
イギリスのレストランで食事をするときは、ウェイトレス個人にチップを払う必要はありません。もちろん、チップを払いたければ払って問題はありません。そのチップを個人が受け取るのか、レストランが受け取るのかはレストランによって異なる場合があります。
多くの場合、レストランでは、サービスチャージとして12.5%が自動的に追加されます。このサービスチャージはほとんどの場合で、レストラン全スタッフに分けて支払われます。何パーセントかは、レストランの取り分になることもあるかもしれませんが、レストランによって異なります。
サービスチャージは、払いたくなければ店員に聞いて取ってもらうことも出来ます。( 個人的に私は、サービスチャージ取ってくださいとは中々言いづらいです。)
先日、アメリカから友人がロンドンに遊びに来てくれ、いくつかのレストランで一緒に食事をしました。
彼女は“アメリカのレストランよりも接客が良い”と言っていました。アメリカだと基本的にウェイトレスにチップを払います。つまり、皆チップが欲しいがために接客を良くしようとしています。それでも態度の悪い店員はたくさんいます。 イギリスだと基本チップは払わないです。したがって、友人はチップのためでなく、接客が良かった。その接客の良さに驚いていました。日本もそうですけれども。
職場環境
イギリスの職場の雰囲気は、働く会社によって異なります。一部の企業はリラックスした雰囲気ですが、企業によっては階層のような場合もあります。階層のような企業では、重要な人たちを把握し、組織の構造を理解することが重要です。
日本との違いは、定時になるとすぐに仕事を切り上げ、自分の自由な時間を楽しみます。ただし、昇進を目指している人は、会社に早く出社、もしくは残業し、昇進のために努力する人もいます。
また、オフィスではうわさ話が好きな人も多いので、誰にどんな話をするかは気をつけましょう。あなたのゴシップが会社全体に広がってしまうこともあるかもしれません。
私は、日本とイギリスで社会人を経験しましたが、イギリスの会社での働き方が好きです。ただ、これは会社にもよるので一概には言い切れません。
結論
イギリスは多文化な国であり、これが人々の性格や特性を形作る一因になっていると思います。
上記に書いたことは、人や宗教または地域によってもだいぶ変わってくるかと思います。
単純に私がイギリスで生活していて、どのように感じているかを書いています。ただ、私は親切で日本人に似た感覚を持っているイギリス人が、大好きです。