【2026年最新版】カナダ留学&ワーホリにかかる費用を徹底解説!

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2020年代前半に世界に猛威をふるったパンデミックも落ち着きを取り戻し、私たちは国内はもとより海外へも自由に行き来できる様になりました。

しかし、ここ1〜2年で大きく様変わりしたのが留学費用です。

今回は2025年最新版として、JAOSの調査でも2022年日本人留学生に1番人気の国カナダの留学費用について徹底解説いたします。

カナダ留学の種類、留学費用の項目、そして各留学タイプによる費用について理解し、あなたのイメージに合う留学計画を立ててみましょう!


カナダではどんな留学ができる?

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カナダでできる留学は大きく分けると「語学留学」「ワーキングホリデー」「Co-op留学」「大学/専門留学」の4つになります。

語学留学(1週間~1年)

語学留学は読んで字のごとく、語学(英語)を学ぶための留学です。
期間は1週間〜可能で、最長でも1年が一般的です。

ワーキングホリデー(最長1年)

18歳〜30歳という年齢制限がありますが、現地での就労と就学(6か月まで)をすることができます。
現地での就労が認められているため、費用をおさえながらカナダに長期滞在することができます。

Co-op留学(約8か月~2年半)

留学期間の半分を現地の専門コースを座学で学び、残り半分を現地で就労(インターンシップ)します。

有給インターンをすれば収入を得ることもできるため、長期留学と比較して費用を抑えることができます。

年齢制限はありませんので、31歳以上の人もチャレンジすることができます。

大学/専門留学(約6ヶ月~3年)

現地の大学または専門学校や語学学校で専門コースを学ぶ留学になります。

カナダでは語学留学の場合、就労は認められていませんが、大学や専門留学の場合は週24時間までの就労が可能です。
※就労時間は週20時間→週24時間まで可能になりました。
(参照:カナダ大使館発表2024年11月15日

以下にカナダ留学の特徴をまとめます。

留学タイプ 期間 就学 就労 備考
語学留学 1週間~1年 × 6ヶ月未満はeTA(観光ビザ)で渡航可能。※6ヶ月以上は学生ビザの取得が必要
ワーキングホリデー 最長1年 △(6ヶ月まで) 年齢制限あり(31歳の誕生日を迎える前にビザ申請が必要)
Co-op留学 約8ヶ月~2年半 △(座学中は週24時間まで・インターン期間は制限なし) 年齢制限なし、一定の英語力が必要
大学/専門留学 約6ヶ月~3年 △(週24時間まで) 年齢制限なし、一定の英語力が必要

カナダ留学にかかる費用とは?

カナダ留学に必要な費用は「学費」「航空券代」「保険代」「ビザ申請料」「滞在費(生活費)」の5つになります。

学費

カナダで留学する際にもっとも気にした方が良いのが学費です。
学費の内訳は主に、入学金、授業料、教材費になります。

入学金

入学金は100〜250ドル程度が相場です。
入学金は学校に入学する際は必ず必要になります。 

授業料

授業料は語学学校で300〜450ドル/週と、学校や就学期間によって差があります。

カナダにはDLIナンバー(Designated Learning Institution number)と呼ばれる政府認可制度があり、カナダ政府の厳しい基準をクリアした証明であるDLIナンバーを有していない学校は学生ビザを発行するための入学許可証を発行できません。

授業料が格安の語学学校の場合、ビザなしの短期留学はできたとしても、学生ビザが必要な長期留学ができない場合があり、授業の質も低い可能性があるため注意が必要です。

教材費

語学学校の場合、1週間10〜15ドル程度が相場です。大学や専門学校では入学後、履修するコースにより異なりますが、500〜1,500ドル程度になります。

ビザ申請料

ビザ申請料はカナダで行う留学の種類により異なります。

・短期~中期留学(eTA):7ドル
・ワーキングホリデー(ワーホリビザ):357ドル
・長期留学(学生ビザ):235ドル

| 【ワーキングホリデービザ申請料金の内訳】・IECプログラム参加費:175ドル・カナダワークビザ申請料:100ドル  ・バイオメトリクス(指紋認証)料:85ドル 合計:357ドル 【学生ビザの申請料金】・カナダ学生ビザ申請料:150ドル  ・バイオメトリクス(指紋認証)料:85ドル 合計:235ドル | | :—- |

※ビザ費用は2024年12月のものになります。
最新情報はカナダビザ申請センター(VFS)からご確認ください。

ワーホリ及び学生ビザ申請において、申請の最終段階で東京または大阪にあるカナダビザ申請センターにてバイオメトリクス(指紋認証)が必要になり、85ドル別途料金が発生します。

【カナダビザ申請センター(VFS)所在地】
東京
大阪

航空券

日本からカナダへの航空券は、渡航都市や時期により大きく異なります。
東京〜バンクーバーは片道10〜15万程度が相場ですが、トロントだと+約3〜5万見た方が良いでしょう。往復は15〜25万程度が相場です。

【カナダ留学の繁忙期と閑散期】
繁忙期
・ゴールデンウィーク(5月)、7中旬~8月下旬、12月20日~12月31日頃

閑散期
・10月~11月、1月中旬~2月中旬

カナダの学生ビザの方は片道の航空券で入国可能です。カナダ留学を現地延長する可能性があるかもしれないという方、別の国に寄って帰る可能性のある方は、片道の航空券だけ予約する方が良いでしょう。

なお、eTA(=1週〜6か月未満)で渡航する場合、往復航空券の取得が必須ですのでご注意ください。

保険

留学生活の間に怪我をしたり、病気にかかったり、盗難にあったりなど、日常生活で何かあった時に保障・サポートしてもらえる保険です。

日本で加入している保険が海外で使えることはほぼありません。海外での医療費は日本と比較してかなり高く、カナダでも入院したら1泊100万を超える場合もあります。そのため、海外留学用の保険に加入していない人はほとんどいません。

留学用に使用する保険は主に3つです。

・海外旅行保険:約20~30万(年間)
・クレジットカード付帯保険:無料(3ヶ月迄)
・現地保険:約8~12万(年間)

それぞれの保険の金額、内容を見てみましょう。

海外旅行保険

費用は1年間で20〜30万円程度。補償内容や保証期間、保険会社によって料金が変わります。留学生のほとんどが日本の海外旅行保険に加入します。

現地でけがをしたり、病気になった場合でも限度額までであれば一切費用が発生しないことがほとんどです。

盗難やスーツケースの紛失、他人のものを壊したりした際まで保障してくれる保険が多く、万全の体制で留学生活を送ることができます。

クレジットカード保険

クレジットカードに海外でのけがや病気の保険が無料で付帯している場合があります。
しかし、保障の範囲が限定的で、多くの場合が3ヶ月まで補償のため、その保険が切れた後に病気になったりしたら、自腹で払うことになります。

現地保険

現地が運営している保険で、日本の海外旅行保険と比較すると安価で加入できます。
クレジットカード保険より保障はしっかりしていますが、日本の海外旅行保険の保障より劣る場合が多いです。

例えばバンクーバーの現地保険では医師による診療費、治療費は一部自己負担が必な場合がありますが、ほぼ全額が保障されます。しかし、薬代、歯科治療費や盗難、破損、事故などは保障の対象外になります。

また、現地保険は原則的に全額立て替えし、問い合わせや保険使用後の請求はすべて英語であることがほとんどです。

各保険の特徴・費用まとめ

保険の種類 保険代 メリット デメリット おすすめの人
海外旅行保険 ・1ヶ月:約2~2万5千円・1年:約20~30万円 ・保障が万全 (日本語の24時間医療サポートあり) ・全額保障される ・高い 初めての留学で安心感がほしい方
クレジットカード保険 無料(ただし3ヶ月迄がほとんど) ・保険代が一切かからない ・保障範囲と期間が限定的 とにかく費用をおさえたい方
現地保険 ・1ヶ月:約7,000~10,000円 ・1年:約8~12万 ・保障がある程度しっかりしている割に安い ・海外旅行保険と比較すると保障は限定的・請求、問い合わせが英語のみ ・英語力があり、海外生活に慣れている方

そのほか持参すると便利なもの

上記以外にも海外でも使えるSIMポケットWIfiを持参すると便利です。
また、海外について詳細が分かる地球の歩き方も、今は電子書籍がでており、かさばらないので1冊購入しておくと現地で役に立ちます。

トラベル用のスーツケースも留学の期間に合わせて用意しましょう。

カナダ留学にかかる費用

カナダ留学はそれぞれの留学タイプ・期間・内容により異なります。

例えば、同じカナダ短期留学でも1週間と3ヶ月では当然費用が異なってきます。
ワーホリであっても語学学校に通学しないワーホリと半年間語学学校に通学するワーホリで費用が大きく異なってきます。

そのため、大枠でとらえた費用の違いについてお伝えできればと思います。

短期留学(1週間~3ヶ月)

短期留学に関しては、一般的に多い1ヶ月(4週)と3ヶ月(12週)の費用についてお伝えいたします。

なお、違う期間をイメージしている場合でも計算できる様に、詳細な費用内訳も記載しておりますので参考にしていただければと思います。

留学費用総額(1ヶ月):約570,000~830,000円

  項目 費用 解説
学校 入学金 100~200ドル  
  学費 1,400~1,600ドル 350~400ドル/週の学校に4週通った場合
  教材費 40~60ドル  
渡航前費用 航空券 15~20万 往復概算※繁忙期の夏時期は約25~40万程度必要
  保険 2-3万 任意の海外旅行保険に加入(1ヶ月)
現地費用 宿泊費 1,200~1,400ドル 300~350ドル/週のホームステイ滞在4週の場合(一日2~3食付)
  滞在手配料 250~350ドル ホームステイ手配料
  食費/交際費 500ドル 500ドル/月の場合
  交通費 100ドル 100ドル/月定期の場合
  携帯電話 50ドル 50ドル/月の場合
ビザ eTA(観光ビザ) 7ドル  
合計   3,647~5,477ドル+17~23万(約570,000~830,000円) 1ドル=110円換算

※学費等に関しては平均的な学費で計算しております。

留学費用総額(3ヶ月):約1,270,000~1,540,000円

  項目 費用 解説
学校 入学金 100~200ドル  
  学費 3,600~4,200ドル 300~350ドル/週の学校に12週通った場合
  教材費 120~180ドル  
渡航前費用 航空券 15~25万 往復概算※繁忙期の夏時期は約30~40万程度必要
  保険 6~7万 任意の海外旅行保険に加入(3ヶ月)
現地費用 宿泊費 3,600~4,200ドル 300~350ドル/週のホームステイ滞在12週の場合(一日2~3食付)
  滞在手配料 250~350ドル ホームステイ手配料
  食費/交際費 1500ドル 500ドル/月の場合
  交通費 300ドル 100ドル/月定期の場合
  携帯電話 150ドル 50ドル/月の場合
ビザ eTA(観光ビザ) 7ドル  
合計   9,627~11,087ドル+21~32万(約1,270,000~1,540,000円) 1ドル=110円換算

※学費は12週以上の場合、長期割引が適用される場合が多いため、4週の学費より安く設定しています。

中期留学(4ヶ月~6か月)

中期留学はeTA(観光ビザ)で渡航可能な6ヶ月(約半年)が多いため、6ヶ月で計算いたします。

留学費用総額(6ヶ月):約2,350,000~2,770,000円

  項目 費用 解説
学校 入学金 100~200ドル  
  学費 7,200~8,400ドル 300~350ドル/週の学校に24週通った場合
  教材費 240~360ドル  
渡航前費用 航空券 15~25万 往復概算※繁忙期の夏時期は約30~40万程度必要
  保険 12~14万 任意の海外旅行保険に加入(6ヶ月)
現地費用 宿泊費 7,200~8,400ドル 300~350ドル/週のホームステイ滞在24週の場合(一日2~3食付)
  滞在手配料 250~350ドル ホームステイ手配料
  食費/交際費 3,000ドル 500ドル/月の場合
  交通費 600ドル 100ドル/月定期の場合
  携帯電話 300ドル 50ドル/月の場合
ビザ eTA(観光ビザ) 7ドル  
合計   18,897~21,617ドル+27~39万(約2,350,000~2,770,000円) 1ドル=110円換算

長期留学(7ヶ月~1年)

長期留学は1年が多いため、1年で計算いたします。
留学費用総額(1年):約4,590,000~5,300,000円

  項目 費用 解説
学校 入学金 100~200ドル  
  学費 14,400~16,800ドル 300~350ドル/週の学校に48週通った場合
  教材費 480~720ドル  
渡航前費用 航空券 20~30万 往復概算※繁忙期の夏時期は約40~50万程度必要
  保険 24~28万 任意の海外旅行保険に加入(12ヶ月)
現地費用 宿泊費 14,400~16,800ドル 300~350ドル/週のホームステイ滞在48週の場合(一日2~3食付)
  滞在手配料 250~350ドル ホームステイ手配料
  食費/交際費 6,000ドル 500ドル/月の場合
  交通費 1,200ドル 100ドル/月定期の場合
  携帯電話 600ドル 50ドル/月の場合
ビザ 学生ビザ 235ドル ・カナダ学生ビザ申請料:150ドル  ・バイオメトリクス(指紋認証)料:85ドル
合計   37,665~42,905ドル+44~58万(約4,590,000~5,300,000円) 1ドル=110円換算

ワーキングホリデー(1年)

ワーホリは語学学校へどれくらい通学するのか、いつのタイミングで働くのか、により総費用が大きく異なってきます。

英語の習得を中心にするのか、仕事を中心にして費用を抑えるのかは各個人によって異なりますのですべてのケースをお伝えするのは難しいですが、ここでは1ヶ月のみ語学学校へ通するパターンと3ヶ月語学学校に通学するパターンの2パターンをお伝えします。
※学校卒業後、就労による収入が発生し、その収入で生活費は賄えている前提の費用になります。

①語学学校1ヶ月のワーホリ
留学費用総額(1年):約1,050,000~1,240,000円

  項目 費用 解説
学校 入学金 100~200ドル  
  学費 1,400~1,600ドル 350~400ドル/週の学校に4週通った場合
  教材費 40~60ドル  
渡航前費用 航空券 10~15万 片道概算※ワーホリの方は片道が多いため片道の場合
  保険 24~28万 任意の海外旅行保険に加入(12ヶ月)
現地費用 宿泊費 1,200~1,400ドル 300~350ドル/週のホームステイ滞在4週の場合(一日2~3食付)
  滞在手配料 250~350ドル ホームステイ手配料
  食費/交際費 500ドル 500ドル/月の場合
  交通費 100ドル 100ドル/月定期の場合
  携帯電話 50ドル 50ドル/月の場合
ホームステイ退出後の生活費 ホームステイ後の宿泊費シェア)+食費 2,000~2,700ドル 1,200~1,500ドル/月+食費・お小遣い800~1,200ドルの場合
ビザ ワーホリビザ 357ドル ・IECプログラム参加費:175ドル・カナダワークビザ申請料:100ドル  ・バイオメトリクス(指紋認証)料:85ドル
合計   5,997~7,317ドル+39~43万(約1,050,000~1,240,000円) 1ドル=110円換算

①語学学校3ヶ月のワーホリ
留学費用総額(1年):約1,710,000~1,980,000円

  項目 費用 解説
学校 入学金 100~200ドル  
  学費 3,600~4,200ドル 300~350ドル/週の学校に12週通った場合
  教材費 120~180ドル  
渡航前費用 航空券 10~15万 片道概算※ワーホリの方は片道が多いため片道の場合
  保険 24~28万 任意の海外旅行保険に加入(12ヶ月)
現地費用 宿泊費 3,600~4,200ドル 300~350ドル/週のホームステイ滞在12週の場合(一日2~3食付)
  滞在手配料 250~350ドル ホームステイ手配料
  食費/交際費 1500ドル 500ドル/月の場合
  交通費 300ドル 100ドル/月定期の場合
  携帯電話 150ドル 50ドル/月の場合
ホームステイ退出後の生活費 ホームステイ後の宿泊費シェア)+食費 2,000~2,700ドル 1,200~1,500ドル/月+食費・お小遣い800~1,200ドルの場合
ビザ ワーホリビザ 357ドル ・IECプログラム参加費:175ドル・カナダワークビザ申請料:100ドル  ・バイオメトリクス(指紋認証)料:85ドル
合計   11,997~14,137ドル+39~43万(約1,710,000~1,980,000円) 1ドル=110円換算

Co-op留学と大学進学についてはそのタイプや現地での就労によりかなり幅がありますので割愛しますが、Co-op留学で1年総額約250〜400万、大学進学で1年総額約500〜700万程度を想定すると良いでしょう。

まとめ~カナダ留学は予算と目的で決めよう~

カナダ留学について予算をまとめてみると以下の様になります。

留学のタイプ 期間 費用
短期留学 1ヶ月 約570,000~830,000円
短期留学 3ヶ月 約1,270,000~1,540,000円
中期留学 6ヶ月 約2,350,000~2,770,000円
長期留学 1年 約4,590,000~5,300,000円
ワーホリ 1年(学校1ヶ月) 約1,050,000~1,240,000円
ワーホリ 1年(学校3ヶ月) 約1,710,000~1,980,000円

ぜひ上記を参考に、予算と目的に合った留学計画を立ててみてください。

あなたのカナダ留学が今しかできない最高のものになることを祈っています!

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Mai イギリス、カナダ、アメリカにて留学また社会人経験、語学学校勤務の経験のある留学エージェントカウンセラーそして留学Japandaのライター