ワーホリに行くと人生が終わってしまう?ワーホリしないで後悔?

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ワーホリを考えている人は、皆さんインターネットで情報収集しますよね。そこで、“ ワーホリ 人生 終わった”というキーワードを見つけ、心配になることがあるのではないでしょうか。私もその1人でした。

ワーキングホリデーはあなたの人生のなかで素晴らしい経験となることでしょう。しかし、日本に帰ってから「ワーキングホリデーに行っていた人を雇いたいと思う会社なんてあるのだろうか?」と疑問に思うのは自然なことです。ただ、それは誤解です!

このブログでは、実際にワーキングホリデー経験者の体験談より、ワーキングホリデー後の人生が終わってしまうという不安を和らげたいと思います。ポジティブに新たな人生に挑戦できる方法をご紹介します。


なぜ日本人はワーホリが終わったら人生は終わったと考えるのか?

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自身の仕事のキャリアや人生設計が狂ってしまうのではないかという不安から、ワーキングホリデーに行くことをためらう人も多くいると思います。 その理由をいくつか挙げます。

文化的価値観: 日本社会は、仕事への献身とキャリアアップが重視されています。 ワーホリのために退職、もしくは就職しない事をこの基準からから外れているように思われ、懸念につながるかもしれません。

安定性の必要性: 多くの日本人が安定した職に就くことを好みます。 ワーホリに行くことは、安定した仕事を辞めたり、予定されていた昇進、出世の道から逸脱したりすると感じる可能性があります。

社会的な期待: 日本人が想像するキャリアパスでは無いため、ワーホリを選ぶことに対し、社会的プレッシャーを感じるかもしれません。 また、同僚や家族そして友人からの評価を心配する人もいるかもしれません。

言語と文化: ワーホリで新しい国に移住するには、英語を話さなくてはいけない、また文化の違いがあります。 そのため、海外の環境に適応して成功することに不安を感じる人もいるかもしれません。

経済的不安: 航空券、滞在費そして、ワーキングホリデー中の収入も不安に感じる可能性があります。

これらの心配をすることは普通です。事前準備をしっかりして不安を取り除きましょう。

経験と反省

私のワーホリ経験はとてもポジティブなもので、英語を学び話せるようになったことで、海外また、日本でのキャリアパスを見つけるのに役立ちました。

私はアメリカに短期語学留学し、イギリスとカナダでワーキングホリデー(イギリスはYMS)を利用して、常に一貫した仕事を続けてきました。

アメリカでの語学留学 新卒で2年間勤めていた会社を辞め、まずアメリカのサンディエゴにて4ヶ月間の語学留学を経験。大学時代に何度もアメリカへ旅行していましたが、海外に住みたい、英語を話せるようになりたいと思ったことは、一度もありませんでした。

4ヶ月間の留学で、アメリカ人はもちろん、世界中の人たちと一緒に勉強したり、遊びに行ったりしている中で文化の違い等を学ぶことができ、自分の視野が広がりました。この時点で、日常会話ができる程度の英語力がつきました。

日本での再就職 日本へ帰国し、子供の英会話教室のアシスタントディレクターとして、3年間働きました。

その時は、教室運営、生徒と先生のスケジュール管理、受付、月謝の管理、サマースクールの運営、プリスクールのアシスタントティーチャーと幅広い業務を行いました。

その中で、まだまだ海外での経験が少ない、ビジネスレベルの英語力がないことに劣等感を感じ、イギリスのYouth Mobikity Scheme(YMS)へ応募しました。

イギリスでのワーホリ(YMS) YMSは今でこそ抽選ではなくなり、6,000人という広い枠ですが、私が応募した頃は700人の抽選という狭き門で、1回目の応募で当選することができ、渡英することとなりました。

この時点では、イギリスで海外の経験、また子供に携わる仕事をしてまた日本で仕事をしようと決めていました。なので、イギリスへ渡英前からリクルートの会社に登録し、履歴書も先に送ったり、英語での履歴書(CV)も準備して渡英しました。

準備をしっかりして、渡英したのでイギリスに着いてすぐに、仕事探しを開始し、1ヶ月程度でNannyとしての仕事を見つけました。

そこからは、1年半程度ロンドンで仕事をし、その後、Nannyの家族と共にカナダへ渡りました。カナダのトロントに1年程度滞在しました。

雇用主の家族には、ワークパーミットのスポンサーにもなってくれると言われていましたが、ロンドンに滞在中に出会った今の主人との結婚を機に再度イギリスへ戻りました。

結婚後に再度イギリスへ 結婚後、初めはロンドンではなく、バーミンガムに住み、そこでは事務(Admin)の仕事を1年程度しました。バーミンガムでの仕事探しは簡単ではありませんでした。

しかし、ここでの仕事でビジネス英語、電話でのやりとりを英語でスムーズにできるようになりました。ここでのキャリアチェンジがこの後のキャリアパスに繋がっていきました。

自分の中で決めていたルール 私は、渡英前から日本食レストランなどで働くのは避けよう、日本人の友達を作るのはやめようとなぜか心に決めていました。

とにかく、自分を英語の環境に置き、ステップアップしたいという気持ちを高く持っていました。ワーホリに行ってから失敗したと思われたくないと思っていた部分もありました。

現在、イギリスに7年住んでいますが、今は日本人の友達が多くいますし、特に日本人以外の友達を作ろうと思うことも無くなりました。

ただ、ワーホリをしていた頃の自分を振り返り、自分で決めたルールに縛られていたおかげで英語力を伸ばすことができ、イギリスでもキャリを積むことが出来たのかなと思います。

そして、15か国以上の国を旅行することができて、とても楽しかったし、人生で最高の数年間を過ごすことができました。

こちらの記事にYMSの詳しい内容について書いてますので、合わせて読んでみてください!Insert YMS blog link here

友人やワーホリ中に出会った人たちの体験談

ワーホリに行ったからといって、人生が終わるわけではない、という私の言葉をそのまま信じてくれない人もいるでしょう。なので、私の友人やワーホリ中に出会った人たちの体験談を紹介したいと思います。

友人Sさん

友人Sさんは 30 歳のときにイギリスへYMSにて渡英しました。いわゆる、ギリホリです。彼女は、アメリカのニューヨークでファッションカレッジで留学を経験していたため、語学力は全く問題ありませんでした。

それでも、最初は仕事を見つけるのが難しかったり、滞在費、生活費もかなり高いと感じていました。

しかし、すぐにシェアハウスを見つけ、最終的には彼女がやりたかったファッション業界の仕事を見つけました。 彼女にとってその経験が充実したものだったので、彼女はかなり早い段階で日本に帰国することを決め、イギリスに滞在したのは 12 か月間だけでした。

彼女は、ワーキングホリデー後に日本での人生が終わってしまうのではないかとよく心配していました。特に、彼女の年齢的に、雇用主がワーキングホリデーの経験をよく思わないだろうと考えていました。

彼女は転職活動に積極的で、イギリスで働きながら日本のファッション会社での仕事の求人に申し込んでいました。結果的に、彼女は日本での仕事探しを始めて比較的すぐに、仕事を見つけることができました。日本での就職先を見つけるのに、イギリスでのファッション関係の仕事の経験が役立ったと言っていました。

幸いなことに、最近ではリモートで面接を行うことができるような世の中になっているので、日本帰国前に仕事を見つけることも難しくは無いでしょう。

友人Mさん

友人Mさんは、24歳でカナダのワーキングホリデーでまず、Vancouverへ行きました。彼女にとって、海外での生活、留学が初めてでした。

彼女は、観光ビザで入国し6ヶ月間語学学校へ通い、まず語学力を上げていました。その後、ワーキングホリデービザに切り替え、アイリストとして仕事を始めました。

その後、雇用形態、雇用主に不満を感じ、トロントへ引っ越すことを決め、トロントへ引っ越しました。理由としては、バンクーバーは街がそこまで大きくないので、仕事も少なかった為トロントで仕事を探そうと思ったようです。

初めは、仕事探しも家探しも難航していましたが、履歴書を直接渡しに行ったカフェでパートタイムの仕事をしながら、アイリストの仕事を探していました。

結果的に、アイリストのフルタイムの仕事を見つけ、ワーホリ終了後は学生ビザに切り替えてカナダに滞在していました。

彼女は、初めての留学、海外での生活を楽しみ日本へ帰国後はオーストラリアへ再度、ワーホリへ行く予定を立てていました。しかし、コロナウィルスの流行によりその計画は実行へ移すことはできませんでした。

彼女は、アイリスト、また彼女がカナダで出会った多くの日本人の友人たちは美容師をしていたようで、手に職があれば仕事がスムーズに見つかるケースも多いです。

日本へ帰国後もアイリストの仕事を続け、特にワーホリに行ったから不利となったことは無いようです。ただ、英語を使う仕事を日本でしているわけでは無いので、英語を忘れないように外国人の友人と出かけたりして、英語を意識して使うようにしているようです。

友人Rさん

友人Rさんは、大学も英文学部で英語が元々得意でした。大学卒業後、英会話教室の事務をした後、アメリカのテーマパークで1年間仕事をしていました。アメリカに滞在中にイギリスのYMSに応募し(まだ、抽選だった時代)イギリスへ渡英。

その後は、貿易会社にて事務の仕事をし、ロンドンでの生活を楽しみ、YMS滞在中に出会った彼との結婚を決め、イギリスへ永住します。

結婚後も食品関係の会社で事務をし、子供が出来てからは郊外へ引越し、その後も仕事を続けています。

私や彼女のように、ワーホリ中に出会ったパートナーと結婚してその国に永住する人も多いのではないでしょうか。

友人Yさん

友人Yさんは、イギリスの大学に1年間学生ビザを取得して留学。イギリスで、ビジネスを学び、その後、大学で行われるコンペで優勝し、大学が出資してくれる費用で起業することとなります。

学生ビザが切れるタイミングでYMSに切り替え、その後もイギリスに滞在しています。

カフェでパートタイムの仕事をしながら、自分のビジネスを軌道に乗せるため日々奮闘しています。

イギリス滞在中に出会ったパートナーと婚約中で、結婚しイギリスに永住する予定です。

彼女は、学生ビザからYMSに切り替え、起業もしイギリスでたくさんの経験をし、頑張っています。

海外で成し遂げたこと

ワーキングホリデー中に、私は個人的にもキャリア的にも成長することが出来ました。 イギリスで働くことで、予想以上に英語力を伸ばすことができました。

英語を話すパートナーがいる場合でも、日常会話を伸ばすことが出来ても、 ビジネスレベルの英語を教えてくれたり、身につけることは出来ませんでした。

私が、バーミンガムで仕事を見つけられず苦しんでいる時、海外に長く住む友人より旦那と話しているだけでは英語力は伸びない。外で仕事をしていろんな人と話さないとと言われたこともありました。

英語を話さなくてはいけない環境で働いてからは、上達がずっと早くなりました。

また、日本と違ってイギリスは多文化なので、世界中の人々と交流し、理解を深めることが出来ました。

ワーホリ後の見通し

ワーキングホリデー後の見通しは、その人の状況やキャリア、人生の目標によって異なります。 海外で生活したことにより将来の可能性が高まり、新たなキャリアのチャンスが広がったと感じたり、帰国後に大学での勉強を再開したりする人もいます。

ワーキングホリデーが終わった後も、人生の選択肢はたくさんあります。

国際的な企業で働く

Computer Futures、Michael Page、Robert Walters、hays など、英語スキルとワーキングホリデー中の海外での経験を重視する人材を日本国内で募集している海外の人材紹介会社も数多くあります。

誰もが将来のキャリアのためにワーキングホリデーに行くわけではなく、単に海外に住んでみたい、海外で働いていたいと考える人も多いでしょう。

英語を学びたい、海外で異文化交流したい場合も、ワーホリは良い機会です。

海外に移住する

海外移住や永住、またビザの要件は複雑ですが、ワーキングホリデーに行く人の中には、日本に戻らずに海外で新生活を始める人もいます。

ワーキングホリデー後に海外に移住する最も一般的な理由は、結婚です。 結婚して移住する場合は、新天地で新しい友人を見つけたり、自分のキャリアを築いたりして、自分自身の充実した生活を築くために努力する必要があるかもしれません。

ほとんどの場合で、パートナーがサポートしてくれるので、自分で仕事を見つけたり、充実した生活を送るための過程のプレッシャーを和らげてくれることでしょう。

ビジネスを始める

勇気があり、アイデアがあり、情熱がある場合、ビジネスを始めるのも良いかもしれません。 海外で見つけたアイデアを日本に持ち帰りたい、あるいはその逆もあるかもしれません。

ワーキングホリデー中に築いた人間関係や友人関係を大切にし、国際的なつながりを維持しましょう。 将来誰が自分にとって役立つかはわかりません。

日本に帰国する前に仕事を見つけてください

キャリアギャップを避けるために、日本に帰国する前、もしくは、ワーホリで渡航前に、履歴書の準備、リクルートメント会社へ登録する等、積極的に仕事を探すことをお勧めします。 多くの場合、面接はオンラインで行われるでしょう。 現在では、ほとんどの会社がインターネット上で求人広告を掲載しており、履歴書を直接提出することはもはや一般的では無くなりました。 こちらも合わせて読みたい!

結論

海外で働いてから本格的に自身のキャリアを積み始めた友人も多いです。そのほとんどが海外での生活の経験と夢に胸を躍らせています。

結婚して外国に引っ越した人もいます。 他の日本に帰国した人達も、問題なく就職できました。 人生は一度きり。ワーキングホリデーは年齢制限があるものでもあるので、ぜひ、海外で経験を積み、これからの人生の糧にしていってください。

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Mai イギリス、カナダ、アメリカにて留学また社会人経験、語学学校勤務の経験のある留学エージェントカウンセラーそして留学Japandaのライター